膀胱移行上皮癌

昨日は膀胱の移行上皮癌で治療しているラブラドールのアンズちゃんが一週間ぶりに来院してくれました。
アンズちゃんは、主治医の先生のご紹介で排尿困難(おしっこする姿勢をしてもポタポタしか尿が出ない)の症状で来院されました。CT検査や生検による病理検査の結果、膀胱三角部から膣におよぶ移行上皮癌で尿道が閉塞している状態でした。尿道の確保のために会陰切開をして、尿道を確認してカテーテルを入れる予定でしたが、尿道の開口部がどこかも分からない程に腫瘍が浸潤していたため、尿道口からのカテーテル挿入をあきらめ、排尿の確保のために、膀胱皮膚瘻(膀胱からお腹の皮膚にカテーテルを出す手術)の手術をおこないました。
腸骨下リンパ節にも腫瘍の転移が見られ、後ろ足もむくみが出て、元気食欲も低下していました。
飼い主さんとご相談の上、少しでもQOLを確保するために今まで使用していたNSAIDSに併用する形で高濃度ビタミンC点滴療法を始めました。
すると、飼い主さんだけでなく、僕たちも驚いたのですが、2週間程度で後ろ足のむくみがなくなり、元気と食欲も病気になる前と変わらず、ハイパーなあんずちゃんに戻りました。その上、今でも排尿確保のために膀胱にカテーテルが入っているのですが、カテーテルの挿入の手術をするときには、全く自分で排尿できなかったのに、今は1日の尿の2/3程度をカテーテルからではなく、自分で尿道からできるようになっています。これには正直驚きました。
膀胱の移行上皮癌にはNSAIDSが効果がある場合があり、アンズちゃんも高濃度ビタミンC点滴療法ではなく、NSAIDSが効果を出しているのかもしれません。
でも、そんなことは僕たちにとってはどうでも良いことで(研究者ではないので)、治療でアンズちゃんが元気になって、アンズちゃんと飼い主さんの笑顔が見られることがなによりもうれしいんです。
少しでも長くアンズちゃんの笑顔が見れたらいいなあ。

 
膀胱の移行上皮癌は以前い比べてとても増えていると感じます。
膀胱は尿として体内の老廃物などを排泄する臓器ですから、様々な化学物質や環境汚染物質などの影響もあるのかなあと勝手に想像していますが・・・。
いずれにしても早期発見が一番です。
症状としては血尿や頻尿、排尿困難などの膀胱炎などと同じような症状が出ます。もちろん初期には症状は出ないことも多々ありますから、日頃の観察と健康診断はとても大切ですよ。


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