血液透析科

血液透析は腎臓の機能が回復するまでの間、血液中の老廃物を体外に排出させ、腎臓の代わりをする治療です。
人では血液透析は一般的な治療なので、ご存知の方も多いと思いますし、実際に自分やご家族が透析を受けられているという方もいらっすあるかもしれません。人は年間34万人の方が透析を受けていると言われていますが、その患者さんのほとんどは糖尿病性腎症、糸球体腎炎、腎硬化症などの慢性腎臓病がほとんどで、中毒や感染症などの急性腎障害で透析を受けられる患者さんは数千人程度と言われています。
動物の場合は、透析のほとんどは急性腎障害(AKI)が適応になります。
一般的に透析の適応になる急性腎障害は以下のようなものになります。
- レプトスピラなどの感染症で腎数値が上昇している場合
- NSAIDsによるAKI、エチレングリコール・レーズン・ゆりなどの中毒
- 麻酔後の急性腎障害(AKI)
- 血栓やDICに伴う急性腎障害
- その他原因不明の急性腎障害(AKI)で内科療法に反応が悪い場合(点滴をしても改善がない)、とくに乏尿・無尿の場合
急性腎障害は時間との戦いです。どれだけ早く診断して治療を開始するか。
そして、透析が必要な場合はどれだけ早く始めれるかがとても重要です。
血液透析は腎臓が回復するまでのあいだ腎臓の代わりをする治療です。腎臓を治すわけではありませんから、適応になるかどうかはお問合せください
(可能であれば現在治療を行なっている先生からのお問合せが状況の把握がしやすいので助かります)

麻生 暁秀
ALOHA 院長/獣医師
目の前の1つ1つの命を助けたいという気持ちでやってきて、気がついたらたくさんの素晴らしいスタッフに恵まれていました。昔はウインドサーフィンやスノボー、ダイビングなどアウトドアのスポーツにはまっていましたが、最近は三線にはまっています(^-^)
獣医腎泌尿器外科学会認定医
AO VET Small Animal Principles Course 修了
AO VET Small Animal Advances Course 修了
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