病院日記

2010.04.20(火)

暖かくなったと思ったら、寒くなったりと変な天気が続いていましたが、やっと春らしくなってきましたね。
そのぶん、僕の花粉症も始まってきました(T.T)
ALOHAとQueSeraSeraのドックランの芝生も青くなってきました〜(^.^)


このいい季節を、ぜひALOHAとQueSeraSeraのドックランで遊んで欲しいということで、あそう動物病院とAnimal Care-Hospital ALOHAのいずれかで混合ワクチンの接種やフィラリア予防を行って下さった方にDOGRUN FREE TICKET(ドックラン フリーチケット)をプレゼントしています。TICKETには数に限りがありますので、もしなくなってしまった場合は、ご了承下さい。
ぜひ、この機会にALOHAとQueSeraSeraに遊びに来て下さい。



2010.03.26(金)

外耳炎はとっても多い病気ですが、本当に奥の深い病気です。原因が細菌や真菌などの感染症の事もあれば、アレルギーどのが原因だったり、それらが複合していたり、時には異物による外耳炎もあります。
とくに外耳炎の原因になっている細菌は抗生物質に対して耐性を持っていることが多く、それが外耳炎が治りにくい原因のひとつになっています。治療経過が長い子ほど、様々な点耳薬や内服薬を使用していて、この薬剤に対する耐性が起こっていることが多くなります。
マリンちゃんがAnimal Care-Hospital ALOHAにはじめて来てくれたのは、この外耳炎が治らないという事からでした。
耳垢を染色して検査すると、細菌の感染があり、また今までの治療経過や治らないということから薬剤耐性が起こっている可能性が非常に高かったため、薬剤の感受性検査(どの抗生物質が効果があるかを確認する試験)を行わせて頂きました。すると、マリンちゃんの耳には、もっとも薬剤耐性を起こしやすい緑膿菌が感染していて、さらにその菌は一般的に動物病院で使用する点耳薬や内服薬のすべてに耐性を持った菌でした。
とてもやっかいな菌で、はじめは一進一退を繰り返しましたが、飼い主さんの努力と、病院で調剤した点耳薬できれいな耳になることができました〜(^.^)ホントに良かったです。


このマリンちゃん、とってもいい子で、診察の時はいつも飼い主さんよりも先に診察に入ってきて、僕たちを見ると、すぐにごろ〜ん。「おなかをなでて〜」って言ってくれます。とっても人好きのかわいい子です。
今日、診察が終わって写真を撮らせてもらってるときに、横の方ばかり気にしてるから、何があるのかな〜と思ってたら、マリンちゃんの目の先には・・・・いつも診察が終わって帰りに買ってもらうおやつが!
マリンちゃん、かわいすぎるよ〜(^.^)


関連タグ:外耳炎 耐性菌 


2010.03.25(木)

奥歯の破折を主訴に車で1時間半もかけて来院してくれたコーギーのファルコン君。上顎の第4前臼歯の破折で、麻酔をかけての処置が必要と診断し、まずは術前検査を行いました。
すると、血糖値が何度か再検査しても低かったため、歯の処置よりも先に低血糖を起こす病気の鑑別をしましょうと、飼い主さんとご相談しました。
低血糖を起こす病気にはいくつかありますが、それらをエコーやホルモン検査などで一つ一つ除外していき、ファルコン君の低血糖を起こしている病気はインスリノーマの可能性が高くなってきました。
インスリノーマとは、膵臓のインスリンを分泌する細胞が腫瘍化するもので悪性腫瘍です。インスリンは正常の動物の中で、血糖値を下げる働きをしているため、血糖値が上昇したら分泌されて、血糖値を下げてくれます。でも、インスリノーマの場合、血糖値に関係なくインスリンを分泌し続けますので血糖値はどんどん下がっていきます。
ファルコン君は血中のインスリン値が低血糖にもかかわらず、上昇していて、インスリノーマを診断する計算式(AIGR)で、インスリンの疑いが高いと診断されました。ただ、このAIGRはインスリノーマに対する感度はとても高いのですが、特異性が低いため(つまりインスリノーマを見逃すことは少ないんですが、インスリノーマ以外の低血糖もインスリノーマの疑いありとしてしまう可能性があるということです。ややこしいですね(^_^;))、最終的には試験開腹によって病理検査で診断しなければいけません。

ファルコン君の飼い主さんは試験開腹を行うことを決断されたため、昨日の夜、飼い主さんの立ち会いの下で試験開腹を実施しました。
手術前の血糖値はなんと31。ものすごく低い数字です。それから2時間ブドウ糖の入った点滴を流しましたが、それでも49までしか血糖値が上がりません。さらにブドウ糖を静脈注射してなんとか69まで血糖値を上げて、試験開腹に入りました。
膵臓を丁寧に触診していくと、膵臓の作用に1cm程度の大きさの固いしころがありました。それを丁寧に剥離して切除し、周囲のリンパ節や肝臓をチェックして手術を終えました。
術後、あれだけブドウ糖を点滴してもあがらなかったファルコン君の血糖値は140近くまであがっていました。また、今日ブドウ糖の点滴を止めても、低血糖はおこりません。病理検査の結果を待たなければいけませんが、手術で摘出したしこりがインスリノーマなのは間違いなさそうです。

インスリノーマは悪性腫瘍で、非常に転移率の高い腫瘍です。もしかしたらファルコン君も将来、再発や転移が起こるかもしれません。でも、内科療法だけをおこなった子よりも手術をおこなった子の方が生存期間が長いと報告されていますし、術後に血糖値が正常になった子は、より生存期間が長いと言われています。そう言う意味では、今回奥歯の破折がきっかけで、術前検査で異常が見つかり、診断・治療とスムーズにおこなうことができたのは、ファルコン君にとって、とてもラッキーだったと思います。たまたまだけど、歯が折れて良かったね!(もちろん、歯の治療も一緒に行いましたよ)



2010.03.22(月)

高越事故で入院していたダックスのくうちゃん。昨日元気に退院していきました。くうちゃんが病院に運び込まれたときは、動くことも出来ないほどの状態で、命も危険な状態でした。でも、飼い主さんの毎日の面会がくうちゃんに元気を与えたのか、徐々に回復していき、退院までこぎ着けました。
骨盤や脊椎に重度の損傷があったため、はじめは排尿も自力で行うことも出来ず、排尿麻痺はもしかしたら一生続くかもしれないと思われましたが、なんと自力で排尿することまでできるようになりました。
まだ、後ろ足の力が弱いので、これからリハビリで機能の回復を図らなければいけませんが、飼い主さんに抱かれて、うれしそうに退院していきました。くうちゃん、リハビリもがんばろうね。


写真はヨーキーのさくらちゃんです。
昨日、検査で来院されたのですが、検査の時間待ちの間、ALOHAのドックランで休憩中です。やっと芝生が青くなり始めて、春らしくなってきました。写真では全然青くないですね(^_^;)



2010.03.13(土)


うちには2匹の犬と2匹の猫がいます。犬はMixのプーちゃんとワイマラナーのタン君、猫はメインクーンのあーちゃんとちゃーくんと言います。
いつもは家で一緒に生活しているんですが、時々、輸血のために血液をもらうことがあります。といってもプーちゃんとあーちゃんは、すでに引退していますから、今は家で隠居生活です。
今日は免疫介在性溶血性貧血(それも骨髄内で溶血を起こすタイプで、骨髄検査での診断になります)のベルちゃんが、お薬の反応が悪く、貧血が進行したため、タン君から血液をもらって輸血を行うことになりました。


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