昨日で動物医療センター・ALOHA、あそう動物病院、Que sera seraは2018年の仕事納めになります。
動物医療センター・ALOHAは今日はTNRの猫さん3匹の手術と予約の診療、急患対応と病院のアイドル猫にゃーす君の血液透析で最後までバタバタでした(^◇^;)
あそう動物病院の方も1日診察で最後の最後まで普段と変わらず、全く年末とは思えない日常の日でした。
結局今年も1年、日々の診療と手術で終わりましたが、個人的に今年成長したな〜と思ってるのは看護師さんです。
経験者の看護師さんが入ってくれたのもありますが、看護に関してもう一度見直して、より動物と飼い主さんに寄り添う看護をという目標の中、各看護師が自分の担当の動物たちの観察や飼い主さんと真剣に向き合ってくれました。獣医師と飼い主さんの間を埋めてくれてるととても感じていて、ほんとうに助かりました。飼い主さんからの看護師に対する感謝の言葉もたくさん頂き、本人たちもとてもやりがいを感じたのではないかと思います。
もっともっと成長したいという気持ちもすごく伝わってくるので、来年も本当に楽しみです。
毎日の診察から手術まで彼女たちがいてくれるから、ハードな仕事にも立ち向かうことができます。本当にありがたいことです。
そして、今年、そして来年と経験のある看護師さん、そして獣医師がチームに加わってくれることになっていますが、その理由が動物の痛みに対してとても考えていて、術後の動物が本当に穏やかだからとか、自分を成長させることのできる環境だからとか自分が数年前から力を入れてやってきた事に対して、ここで働きたいという気持ちを持って入ってくれることが何よりも嬉しいです。
来年もまた、動物、飼い主さんの気持ちを最優先に、そして少しでも動物が元気で、飼い主さんと大切な時間を過ごせるようにみんなで努力できる病院でありたいとおもいます。
看護師さんの提案で、毎朝「今日も1日動物と飼い主さんのためにがんばろう!」という掛け声で1日をスタートさせていますが、来年も1年、動物と飼い主さんのためにチームでがんばります!



写真は昨日輸血を行ったミニーちゃん。非再生性溶血性貧血の治療中です。貧血が深刻で治療の効果が出るまでの間、命をつなぐために輸血をしています。今年も沢山の献血犬の子、そして協力してくださる飼い主さんのお陰で沢山の命を救うことができました。本当にありがとう。



この写真は待合室につけたイラストで、わんこと猫さんの待合室の場所をわかりやすく表示しました。
すごくかわいいイラストで、気に入ってます(^o^)


来年は動物医療センター・ALOHAとQueseraseraを一緒にしたことでより動物と飼い主さんに喜んでもらえる動物病院でありたいと思います。
1月からはまた飼い主さん向け、そして獣医師向けのセミナーやイベントも今まで以上にやっていく予定です。
楽しみにしておいてください。
来年も動物医療センター・ALOHA、あそう動物病院、Queseraseraをよろしくお願いいたします。
みなさん、よい年をお迎えください。


ワクチンは命に関わるような病気から守ってくれる大切なものだということは多くの飼い主さんもご存知だと思いますが、でも本当に毎年必要なの?って思われている飼い主さんもきっとたくさんいらっしゃると思います。
確かにワクチンはいい事ばかりでなく、有害反応(いわゆる副作用)もゼロではありません。よく知られている副作用にはアレルギー反応があると思います。ひどい場合はアナフィラキシーショックを起こして亡くなることもあると言われています。僕も今まで数例経験がありますが、幸いみんな病院にいる間に症状が出たので、すぐに対処して大きな問題になることはありませんでした。それ以外にムーンフェイスという顔が大きく腫れてしまうような副作用や、注射した場所の痛みや腫れ、それ以外の体調不良などを起こす場合もあります。
また、このようなワクチンによる直接の副作用だけでなく、免疫疾患などを誘発する可能性なども記載されていたりします(ただ、これはワクチンだけでなく様々な種類の薬などでも起こる可能性はあると言われていますし、実際に起こる免疫疾患のうちの多くはワクチンや薬物以外の原因で起こっているので、すべてがワクチンのせいではないことは間違えないでくださいね)。
でもそういう理由もあって必要でないのであればワクチン接種の回数を減らしたいというのはどの飼い主さんも思われると思います。
今まで当院ではワクチンに対して副作用が出た子や、飼い主さんがわんこに対する負担を少なくしたいのでできるだけワクチン接種を減らしたいとお申し出があった場合は、ワクチン抗体検査のご提案をしてきました。
ただ、このワクチン抗体検査が外注検査で結果が出るまでに少し時間がかかるという問題もあって、多くの飼い主さんにオススメするまでは行っていませんでした。
今回、院内でワクチン抗体検査をする事ができるようになったので(ワクチチェックといいます)、先月から少しずつ飼い主さんに対しておすすめしています。このワクチン抗体のチェックで十分抗体があれば1年ワクチンを飛ばす事ができます。
ワクチチェックで検査ができるのはコアワクチンといわれるパルボウイルス、ジステンパーウイルス、アデノウイルスのワクチンが効いているかどうかのチェックです、このチェックですべてのウイルスに対するワクチンの効果が残って入れば1年ワクチンを飛ばす事ができますし、もしパルボだけ効果がなければパルボだけのワクチンを接種すればいいことになり、できるだけ余分なワクチンを体に入れないようにする事ができます。
今までも抗体検査をしていて感じていましたが、ワクチンの効果にはすごく個体差があって、ものすごくよく効いてる子もいれば、すごく抗体の上がりが悪くて1年もつのがやっとという子、全くといっていいほど抗体が上がっていないノーレスポンダーというワクチンに対する反応の悪い子もいます。このワクチチェックをする事で、このノーレスポンダーの子も判断する事ができ、他の子に比べてウイルス感染に気をつけなければいけないという事もわかるようになります。
つまり、その子その子に合わせたワクチン接種ができる「オーダーメイドのワクチンプログラム」を組む事ができます
ワクチチェックが終わった後には、ワクチン証明書のようにワクチチェックでワクチンがまだ効果が出ていることを証明する証明書も発行しています。
ただ、先程も書きましたが、このワクチチェックができるのはコアワクチンだけになりますから(正確にいうと狂犬病のワクチンもコアワクチンなので、狂犬病を除いたコアワクチンということになります)、お散歩に行ったり、ドッグランに行ったり、トリミングに行ったりと他のわんこと接触する可能性のある子はレプトスピラのワクチンの接種は必要になります。レプトスピラは細菌のワクチンで、もともと効果の持続が1年程度なので、このワクチンは毎年の接種が必要なんです。
ただ、ワクチンの有害反応はワクチンが多価といって1本のワクチンにたくさんの病気のワクチンが入ってるほど起こしやすいと言われていますので、すこしでもワクチンの種類を減らすことはとても意味があることだと思っています。


このとっても可愛いシェルティーの子犬は昨日退院した子です。遠方から主治医の先生の紹介で来院されました。
主治医の先生の所をワクチンで来院された時に兄弟に比べてとても小さくて、心雑音があるということで、精査を希望されてALOHAに来院されました。
いくつかの検査をした結果、動脈管開存症という今までも何度かブログに書いたことのある先天性の心疾患がある事がわかりました。このような先天性の病気はいくつかの病気が複合している事があるので、他の病気がないかの確認もしましたが、検査では動脈管開存症以外には見当たりませんでした。
飼い主さんはブリーダーさんだったのですが、治してあげて、素敵な飼い主さんに可愛がってほしいという事でしたので、根治のための手術を行いました。動脈管開存症は数少ない手術で根治できる先天性の心臓病なんです。
2kgにも満たない小さな体で開胸手術にも耐え、手術の当日から食事をばくばく食べていました。術後の経過も順調で昨日退院になりました。
いい飼い主さんに出会えて、幸せになってね(^_^)


このかわいい子はシュナウザーのROROちゃん。とってもいい子で、本当にかわいいんです(^.^)。
ロロちゃんは今日、膀胱結石の手術をしました。
以前のブログにも書きましたが、動物医療センター・ALOHAとあそう動物病院では低侵襲(動物に負担の少ない)の手術や処置をいろんな分野で実践していますが、膀胱結石もその一つです。
膀胱結石は今でも犬や猫で多い病気ですが、犬の結石に関しては以前多かったストルバイト結石は割合としては少なくなってきていて、シュウ酸カルシウムの結石が多くなっています。ストルバイト結石は食事療法で溶かすことができる場合が多い結石なんですが、このシュウ酸カルシウムの結石は食事療法で溶かすことが難しく、また再発防止もなかなか難しい結石です。

今回のROROちゃんの結石の摘出には膀胱鏡を使いました。膀胱鏡とは尿道から膀胱に入れていくカメラで、簡単に言えばいわゆる胃カメラ(消化器内視鏡)の膀胱版ですね。そして胃カメラなどと同じように、なかに処置する器具を入れる穴が開いています。
尿道を通らないサイズの石を摘出するのは無理ですが、尿道を通過する程度の結石であれば、おなかや膀胱を切開しなくても結石を摘出できます。おなかを切らないわけですから、痛みもほとんど無いですし、その日のうちにおうちに帰ることができます。入院もないので飼い主さんも動物も寂しい思いをしなくていいわけです。
ROROちゃんの膀胱には大小あわせて100個以上の結石がありましたが、大きなものは鉗子ではさんで摘出し、小さいものは膀胱鏡で吸い取りました。
ここからは写真が出ますから、苦手な方は見ないで下さい。大丈夫な人は「続きを読む」をクリックして下さいね。



この写真ってなにか分かりますか?
実はこれは腹腔鏡で見た胆嚢と肝臓なんです。
動物が体調を崩して病院に来院したときやすごく元気だけど検診等で血液検査をした時など、肝臓の数値が高いと言うことが時々あります。もしかしたらみなさんのわんこやにゃんも同じような経験をされたことがあるかも知れませんね。
このような時、僕たち獣医師はどうして肝臓の数値が高いんだろうって考えます。そして原因は何かを突き止めたいと思います。
なぜかというと、肝臓の数値が高い原因はものすごくたくさんあるから。
例えば食事の影響のこともあれば、胆嚢の病気、膵炎、中毒、肝炎、腫瘍、先天性の病気など本当に多くの病気が原因で肝臓の数値が高くなったりします。
そして、それらの原因の中には原因をちゃんと突き止めなければ、治せない病気も多くあります。
なので、血液検査で肝臓の数値が高いときは、問診で食事の問題がないかの確認をしたり、追加検査でエコーやレントゲンなどをおこなったりします。先天性の血管異常が疑われる場合にはCT検査をおこなう事だってあります。
でも、それらの画像の検査で大きな異常が認められなかったりした場合は、直接肝臓の細胞を取ってきて検査をおこなう肝生検という検査をする場合があります。もちろん、肝臓の数値が高いからと言って全ての子がこの検査が必要なわけではなく、どうしても原因が分からなくて、でもちゃんと治療をおこなわなければどんどん悪化してしまう可能性があったり、治療に対する反応が悪かったりする場合におこないます。
この肝生検という検査はとても有効な検査ですが、残念なことに多くの病院で一般的におこなわれている検査ではありません。なぜなら、肝臓の組織をとるために開腹しなければならないからです。つまり手術でおなかを開けて、肝臓を一部取ってくるということになります。
これは動物にとって結構侵襲の強い検査になりますから、なかなか飼い主さんも希望されない場合も多いです。
動物医療センター・ALOHAやあそう動物病院では、この肝生検の検査にも腹腔鏡を使います。通常だと少なくても10cmはおなかをあけないとできない検査が、5〜10mmの小さな穴を1〜2カ所開けるだけで、この写真の様におなかの中を観察でき、肝臓の一部を取ってきて検査する事ができます。胆嚢の状態や肝臓の見た目の状態も手に取るように分かります。
ちゃんと病気を診断して、適切な治療を行うだけでなく、検査をうける動物の負担を小さくしてあげたい。そういう気持ちでこの方法をとっています。
このように腹腔鏡は人だけでなく、動物の治療や検査にもとても役立つ方法です。


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