血液透析の適応は?

急性腎不全や中毒、慢性腎臓病の増悪期には最も効果的

急性腎不全や中毒(エチレングリコール中毒、レーズン中毒など)、慢性腎臓病の増悪期にはもっとも効果的です。とくに静脈点滴をおこなっても数値の改善しない場合、または尿量が少ない(乏尿・無尿)場合は解毒だけでなく、除水もできるので非常に効果的です。

動物の透析は麻酔が必要と聞いたんですが?

短時間の麻酔が必要になりますが、カテーテル留置後は不要です

血液透析を行うためには、血液を体外に一時的に抜き、透析装置を通して、再度体内に戻す「ブラッドアクセス」というものが必要になります。この「ブラッドアクセス」のためのダブルルーメンカテーテルを入れる際に短時間の麻酔が必要になります。
カテーテルが留置されて、「ブラッドアクセス」が形成されてしまえば、その後の透析には麻酔は必要ありません。

人工透析で腎臓病はよくなりますか?

透析はあくまで腎臓の機能を補うためのものです

「動物に血液透析ができるの?」にも書きましたが、機能の低下した腎臓を治療で治していくことはできません。透析はその機能の低下した腎臓を補うものです。
そのため、動物に対する血液透析は人の血液透析と違い、現在のところ限界もあります。
人の場合、腎臓の機能がほとんどなくても、血液透析だけで生きていくことが可能です。しかし、そのためには1週間に3日程度の透析が必要になります。動物もこの程度の頻度で透析ができれば、透析だけで生きていくことは可能かもしれません。実際に動物の透析の先進国であるアメリカでは透析だけで維持している子達もいるということです。
しかし、人と違って「ブラッドアクセス」に使える血管の問題や費用の問題などで、現在の所、腎臓の機能のほとんどがなくなった動物たちを透析だけで維持していくことは難しいと思います。

一時的に人工透析を利用する方法もあります

そのため、現在の動物に対する透析の適応は、急性腎不全(中毒や感染症、尿路閉塞など)で通常の治療に反応が悪い子で、でも短期間の間透析で腎臓の機能を補ってやれば、その後は透析から離脱できる子が、一番の適応になります。
また、慢性腎臓病(CKD)の子でも、一時的な増悪期であれば、透析をおこなうことで、状態を安定させ、その後透析から離脱して内科療法で維持できる場合もありますので、ご相談ください。


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