動物へのリハビリの重要性が認識されはじめ、1つの学問として確立されてきました


人の医療では手術後や関節などに問題がある場合、リハビリや理学療法があたりまえのように行われています。人では40年ほど前に理学療法士および作業療法士法が作られていますので、おそらくその頃からリハビリが積極的に行われはじめたのではないかと思われます。しかし、動物の方では数年前まではリハビリなどはほとんど行われていませんでした。それがここ数年、動物に対してもリハビリの重要性が認識されはじめ、1つの学問として確率されてきました。


実際にリハビリを行っていくと、その重要性だけでなく、効果には驚かされます。ぜひ、みなさんにも動物のリハビリについて知って欲しいと思います。


なぜリハビリテーションが大切なのか?

きっかけは椎間板ヘルニアのミニチュアダックス

僕がリハビリテーションをはじめようと思った一番のきっかけは、今も病院に来てくれているM・ダックスのモモちゃんです。モモちゃんは椎間板ヘルニアに2回なったのですが、1回目は手術で改善して歩けるようになっていましたが、2回目になったときには深部痛覚のないグレード5という状態で、2次診療の病院で手術してもらいましたが、歩けるようになりませんでした。

僕が歩けなくなったモモちゃんに提案したのは「車いす」でした。それは椎間板ヘルニアのグレード5で歩けない子の場合、この先改善する可能性もほとんどないというのは学問的には明らかだったからです。

でも、飼い主さんはあきらめませんでした。様々な方法で調べられ、その当時おそらく(僕の想像ですが)日本ではじめて動物用のリハビリプールがあり、海外で動物のリハビリテーションを学んでこられたインストラクターのいる名古屋動物整形外科病院について、相談を受けました。名古屋動物整形外科病院には麻布大学で整形外科を担当されていた陰山先生が病院長をされていると言うことは知っていましたから、一度診察をしてもらうことをお話ししました。

モモちゃんのリハビリの成果

それからモモちゃんのリハビリが始まりました。2カ月近く入院して、減量やプールでのリハビリをモモちゃんはがんばりました。その結果、なんと深部痛覚がないのにもかかわらず、歩けるようになったのです。通常、深部痛覚がないと言うことは、脳からの命令が後肢に伝わらないと言うことですから、歩けるようになるということは絶対に歩けません。しかし、リハビリテーションをすることで、脊髄反射という脳の命令とは別の反射を使って「脊髄歩行」といわれる行動を呼び起こすことが可能になるのです。この「脊髄歩行」は今でもなぜこのような事ができるのかよく分かってはいません。しかし、リハビリテーションを行うことで呼び起こすことができるというのは確かです(全ての子が脊髄歩行が可能になるわけでなく、名古屋動物整形外科病院の発表では70%と言われています)。

このモモちゃんが歩けるようになったのは、衝撃的でした。今でも名古屋から帰ってきて、目の前で歩いて見せてくれたモモちゃんを昨日のように思い出します。まさに、奇跡でした。

この時から、椎間板ヘルニアの子に対してはリハビリを行ってきました。

椎間板ヘルニア以外の症状への効果も

動物のリハビリテーションが積極的におこなわれるようになってくると、椎間板ヘルニアだけでなく、様々な症例に効果的なことが分かってきました。

そこで、あそう動物病院では椎間板ヘルニアだけでなく、様々な整形外科疾患などに対してリハビリテーションを行ってきました。そして、Animal Care-Hospital ALOHAができたのをきっかけに、アンダーウォータートレッドミルを導入し、より積極的にリハビリテーションをおこなっています。


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