05/03(土)
血液検査は何でも分かる? [病院日記]
元気食欲がないと言うことで来院したりんりんちゃん。
血液検査で肝臓の数字が振り切っており、飼い主さんも除草薬がまいてあるところの草を食べたかもという事だったので中毒などを疑いましたが、超音波検査をおこなうと腸管の蛇行と腸管とは明らかに違う高エコーの陰影が腸管の周囲に見えまくれします。
エコーで見る限りはひも状の異物による腸閉塞を疑う像です。念のために造影剤を飲ませてレントゲンを撮ると・・やはり腸管がアコーディオン状によれていて、典型的なひも状異物による腸閉塞の像です。
飼い主さんに説明をし、手術を行いました。
開腹してみると、やはりビニールのひもによるひも状異物でした。
血液検査のデーターだけを見てしまうと、ひも状異物があるとは全く想像できません。でも超音波の検査などを併用することで、本当に異常な部分の診断に到達できました。
血液検査は非侵襲的で(動物の負担が少なくて)、簡単にでき、数字ででるために飼い主さんへの説明もしやすい検査ですが、絶対ではありません。
病気によっては血液検査に全く異常が出ない場合もあります。また、逆にりんりんちゃんのように血液検査に異常があっても、今動物が調子が悪い原因が血液検査で異常がある部分ではない場合もあります。
やはり動物の体を五感を使って十分にチェックすること、血液検査だけに頼るのではなく、必要であれば様々な検査を行って、確定診断に到達することが大切です。
05/01(木)
ゴールデンウィークですね [病院日記]
早い人はお休みに入っている人もいるんでしょうね。
あそう動物病院でもゴールデンウィークは暦通りにお休みを頂いております。
(5月3日〜5月6日までお休みになります)
でも病気には休みはありませんから、完全に休みというわけにはいきません。
ゴールデンウィーク中も午前中は必ず獣医師が待機していますので、急な病気などありましたら、必ず午前中に連絡してください。
では、みなさん楽しいゴールデンウィークを!
04/30(水)
新しいエコーを導入しました [病院日記]
みなさん超音波検査をご存じですか?
ほとんどの人が超音波検査やエコーという言葉をご存じだと思います。
いわゆる超音波の跳ね返りを利用して、臓器の硬さやなかの状態を映し出す機械です。
あそう動物病院ではこのエコー検査に力を入れており、今まで使用していたエコーもGE Logic 5 Proという動物病院に導入されているエコーではかなり優秀なエコーでした。しかし、さらに上の画像で、よりよい診断を行うためALOKA Prosound α7というエコーを導入しました。
一般に動物病院で行う画像診断にはレントゲンと超音波がありますが(CT、MRIなどの特殊なものを除いて)レントゲンは一般的に臓器の形や骨の異常、肺の異常などの確認を得意としています。しかし、肝臓や腎臓、その他臓器の中の状態はレントゲンでは確認できません。
これに比べてエコーは骨などの固いものは苦手ですが、肝臓や腎臓などの臓器の中の状態の確認、副腎やリンパ節など通常レントゲンでは見えない臓器の確認、膀胱の中の確認、心臓の中の血液の流れの異常、腫瘍への血管の入り具合の確認など(もっともっとたくさんあるのですが)、レントゲン検査では分からないたくさんの情報を得ることができます。
CTやMRIもすごく優れた機械ですが、超音波のいいところは、麻酔などをかけることなく非侵襲的な(動物に負担の少ない)検査ができることです。
新しいエコーで、今まで以上に動物や飼い主さんのお力になれればと思います。
04/29(火)
院内セミナーを行いました [病院日記]
今日は獣医教育・先端技術研究所の宮林先生にお越し頂いて、病院でセミナーと症例検討を行いました。
宮林先生はアメリカの画像診断の専門医で僕のエコーの先生です。
今回のセミナーでは動物看護士のスタッフも参加して、いかにきれいなレントゲンを撮影するかという実習形式のセミナーをしていただきました。
セミナーの内容も勉強になりますが、様々な刺激を受けることで僕も、スタッフもモチベーションを高めることができました。










