2005.12.08(木)
今日、ゴールデンのルーカちゃんがとっても久しぶりに遊びに来てくれました。最近病院が嫌いなんです・・と言いながらビスケットをもぐもぐ。つられて自分から診察台へ(笑)。ルーカちゃんは事情があって、長い間来院がなかったんですが、ちょっとしたきっかけがあって久しぶり来に遊びに来てくれました。
病院で飼い主さんと話をしていて、ふとマイクロチップの話になりました。ルーカちゃんもマイクロチップを入れていると言うことだったんですが、肘の内側に小さなしこりがあって、飼い主さんはそれがマイクロチップの気がすると言われました。でもチッピングしたのは首だったと言うことですから、「え?それはないでしょう」と言っていたんですが、触ってみると確かに形がマイクロチップっぽい。念のためにリーダーを当ててみると、本来マイクロチップが入っているべき首の部分では反応せず、その肘の部分で「ピッ」って反応しました。びっくりしましたが、マイクロチップのようです。マイクロチップは体内で移動しないように作られていますから驚きました。うちでチッピングしていないので、どこのメーカーのものかわかりませんが通常のマイクロチップリーダーはちょっと距離が離れるだけでチップを認識できません。そのためマイクロチップを入れる場所が決められているんですが、こういうことがあると困りますねえ。ルーカちゃん、迷子にならないようにね。
投稿者:院長
2005.11.22(火)
先週の週末は大阪で動物臨床医学会年次大会という大きな学会に参加してきました。多くのセミナーや発表を聞くことができ、非常に充実した内容でした。
ただ・・・・疲れました。
で、日曜日に学会が終わってうちに帰って食事をがすんだ頃、電話がなりました。ラブラドールのランディー君がおなかが硬くなって、吐こうとするけど何も出てこないという事でした。症状からピンと一つの病気が頭に浮かびました。それは胃捻転という病気で、胃が捻転すると時間が経過すればするほど胃や脾臓が壊死をしてしまう病気です。疲れてるからなんて言ってられません。すぐに来ていただいて、レントゲンを撮影するとやはり胃捻転でした。すぐに緊急手術を始めました。捻転が起こって早い時間で手術できたため、幸い胃の壊死は起こっておらず、捻転した胃を戻すと大きく腫れていた脾臓も、すぐに正常のサイズに戻っていきました。胃の固定術を行い、念のために胃瘻チューブを入れて、手術を終えました。術後の経過も良く、一安心。疲れも吹き飛びます。
投稿者:院長
2005.11.06(日)
後肢の跛行で来院したゴールデン・Rのアレックス君。とても痛そうに歩いていました。足を細かく触診していくと・・・うん?なにか手に当たります。よくよく見てみると写真のような草の実が足の裏に絡みついており、それが痛みの原因でした。たいしたことなくて、本当に良かったね。
投稿者:院長
2005.11.01(火)
先日、慢性腎不全で入院したシュナウザーのディーン君。血液検査の数字はかなり高く、また通常の腎不全の治療に対する反応がよくありませんでした。飼い主さんとご相談の上、2日前から腹膜透析を始めました。透析を始めて、目に見えて数字が下がり始め、今日からは自分で食事が取れるまで回復してきました。これで、まずは第1関門クリアーですが、ただ、動物の場合、人と異なり、永久的に透析を行う事が難しいため、数字が下がった後、どのくらい食餌療法やクレメジンという吸着剤などで維持できるかが次の関門となります。
腎臓は再生能力がないため、残っている腎臓がどれくらいあるかが大変重要になります。比較的元気そうに見えても、その裏で腎不全が進行してきている事もあります。ある程度の年齢になったら、ぜひ病院で腎臓を含めた検査を受けてあげて下さい。早期に発見出来れば、腎不全の進行を抑える治療で、長い期間症状を出さずに維持できることも可能です。
投稿者:院長
2005.10.27(木)
この子は11ヵ月のダックスですが、上顎の乳歯遺残のため、永久歯が正常に比べて前方に萌出してしまっていました。そのため、上顎の犬歯と第3切歯の間に本来はいるべき下顎の犬歯の入るスペースがないため、下顎の犬歯は内側に向かって萌出してしまいました。もう少し早い時期なら、上顎の乳歯を抜歯するだけで永久歯が移動する事が期待できたんですが、永久歯がここまで萌出してしまうと、乳歯の抜歯だけではかみ合わせを正常に戻す事はできません。飼い主さんに治療するためには下顎の永久歯を切って短くする処置(生活歯髄切除術)か歯科矯正のどちらかになるという話をしましたが、飼い主さんの希望で今回は歯科矯正を行う事になりました。まずは上顎の永久歯を動かして、下顎の犬歯の入るスペースを作り、その後下顎の矯正を行う事になります。え?犬に歯科矯正と思われるかもしれませんが、考えてみて下さい。口を閉じるたびに下の犬歯が歯茎に刺さるんですよ。もし、あなたにそんな歯があったら治療するでしょう?犬だって同じなんです。
投稿者:院長





