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設備

 
Animal Care-Hospital ALOHAの設備を紹介します。ALOHAはあそう動物病院と、ほぼ同様の設備がありますが、大きく異なるのはマルチスライスヘリカルCTが導入されている所です。


 
ALOHAに導入されているマルチスライスヘリカルCTです。動物病院ではまだ、特殊な設備で、全国に100台程度、県内では2台目になります。ちなみに福山では当院のみの設備になります。
CTはレントゲンに比べると、情報量が多く、レントゲンで見つからない異常や体の中の血管異常や腫瘍の発見が可能です。今までは開腹してみなければわからなかった異常が開腹することなしに見つけることができたり、手術前に周囲の血管の状態などを把握することで、的確な手術や手術のシュミレーションができるようになりました。動物たちへの負担を少なく、詳しい検査が可能です。

 
まずは血液検査の器械です。
血液検査の器械は動物病院ではもっとも活躍する器械の1つです。どこが悪いかを自分で語ることのできない動物たちにとって、はやく異常を見つけてあげることはとても大切です。そのため、ほとんどの動物病院では、院内で血液検査が出来るようになっています。


写真はIDEXXという会社のVETTESTという血液生化学検査の器械です。IDEXXはアメリカの動物の検査センターで、このVETTESTは動物専用の血液検査の器械です。血液検査の器械は何種類もありますが、その再現性の高さ(例えば同じ血液で測定しても、多少数字にバラツキが出るのですが、このバラツキが少ないほど再現性の高いいい器械ということになります)が気に入って使っています。
ALOHAに血液検査が重複しても待ち時間を短縮するためにこのVETTESTが2台あり、それらをVETLAB STATIONというコンピューターに接続して、血液検査情報を一元管理しています。
また、ホルモン測定装置を接続しているため、副腎や甲状腺など動物で多いホルモンの病気を院内で迅速に測定診断できるようにしています。その他の性ホルモンに関してはALOHAでは測定できませんが、グループ病院のあそう動物病院で測定できますので、外注に比較しても早く結果を知ることができます。


 
これも血液検査の器械ですが、これは血液の中の電解質を測定する器械です。電解質は体内の細胞が働くためにとても大切な要素で、この電解質が崩れるだけで、状態は悪くなります。だから、この電解質の検査もとても大切です。また、脱水や電解質の補正をおこなうために、点滴の治療をおこないますが、間違った点滴をおこなうと、逆にこの電解質を崩してしまい、動物の状態を悪くしてしまうことがあります。そのようなことがあっては、何のために治療しているのかわかりません。ALOHAでは、入院で輸液(点滴)をおこなっている患者さんに対して無料で電解質の検査をおこない、このような事のないようにモニターしています。
この器械もVETLAB STATIONに接続されています。


 
この器械も血液検査の器械ですが、これは血球検査と言って赤血球や白血球、血小板などの成分を測定する器械です。これも非常によく使う機械ですが、血球は器械での測定も大切ですが、顕微鏡での形態の観察や器械の測定値の確認も大切です。


 
これは血液ガスを測定する器械です。電解質同様、この血液ガスも大切な検査です。血液ガスを測定したから救命できたという経験もあるので、重症患者を治療しているときには心強い器械です。
この器械もVETLAB STATIONに接続されています。


 
この器械はCRP(急性炎症性蛋白)の測定装置です。
CRPは犬の診察や治療には必須の検査だと思えるくらいすばらしい器械です。感染や炎症で上昇するのですが、免疫疾患や最近増えているバベシア症でも上昇します。また、治療効果の判定にも使えます。

次に画像関係の機械です。


 
レントゲンは動物病院には欠かせません。
骨折などの確認だけでなく、腹部臓器や心臓、肺の状態、またはしこりなど様々な診断に必要不可欠な器械です。


 
撮影したレントゲンはすぐにデジタルレントゲンシステムでデジタル化。
時間短縮と高画像を両立しています。また、現像液も使用しないため、環境にも優しいシステムです。
現像した画像はLANで接続された診察室のディスプレイで飼い主さんにお見せいたします。また、過去の画像もファイリングしてあるので、過去の画像との比較が簡単にできます。


 
超音波検査の器械です。
ALOHAおよびあそう動物病院はエコー検査に力を入れています。それは動物に負担が少なく、なおかつ非常にたくさんの情報を得ることが出来るからです。ALOHAでは東芝のXrioというエコーを導入しています。


 
内視鏡の器械です。
ALOHAの内視鏡は最近多いチワワやトイプードルなどのも対応できるように人の経鼻内視鏡を導入しています。カメラが細くて柔らかいので小さな動物にも安心して使うことが出来ます。
異物の摘出や消化管の観察、バイオプシーなどの検査が可能です。


 
電気メスおよび血管シーリングシステム
以前はリガシュアという血管シーリングシステムを使っていましたが、新しくERBE社のVIOシステムを導入しました。VIOは高性能の電気メスとバイクランプという血管シーリングシステムをあわせたシステムです。以前使っていたリガシュア同様に縫合糸を体内に残さない避妊・去勢手術が可能なだけでなく、様々な手術に対応できます。



 
超音波凝固切開の超音波メスと超音波吸引装置のキューサーが一緒になった超音波手術システムSonoSurg(ソノサージ)です。超音波メスはリガシュアに比べると、シーリングの能力はやや劣りますが、癒着部分の剥離などには非常に優れた器械です。また超音波吸引装置は、血管を切らずに、細胞だけを吸引(吸い込む)することができますので、肝臓の切除や完全切除出来ない腫瘍の減容積(吸い取って大きさを小さくする)に力を発揮します。


 
TONOVETという眼圧を測定する器械です。眼圧の測定は眼科の診療ではとても大切です。以前はTONOPENという機器を使っていましたが、誰が測定しても誤差が少なく、安定した数値を出す、そして何よりも動物の負担が少ないTONOVETに移行しました。現在はあそう動物病院でもTONOVETを使用しています。


 
最新の動物用の血液透析装置です。中毒や感染症などに伴う急性腎臓病、慢性腎臓病の増悪期に透析を行うことで救命率をあげることができます。


 
DCAバンテージ
尿中微量アルブミンの検出を行うことで、腎臓病の早期発見、治療に対する反応を綿密に調べることができます。尿中のクレアチニンの数値によって補正した尿中アルブミン指数が評価できるため、その子その子の尿量や体格などの影響を受けず、正確な検査が可能です。
また、血液中のヘモグロビンA1cも測定できるため、糖尿病の子のコントロールがうまくいっているかどうかを判断が可能です。血糖値はその瞬間の血糖しか評価できませんので、糖尿病のコントロールがうまくいっているかどうかの指標にはなりません。それに比較してヘモグロビンA1cは長い期間(1〜2カ月)の血糖の状態を判断することができます。


 
歯科の治療に使うデンタルユニットです。
あそう動物病院のものと機種が違って、こちらはアメリカ製です。シンプルですが使いやすいユニットです。
難抜歯や歯内療法など歯科の治療にはなくてはならない器械です。