みなさん、あけましておめでとうございます。
今年も動物医療センター・ALOHA、あそう動物病院、Queseraseraをよろしくお願いします。
年末年始も急患が多く、入院はいっぱいでバタバタと新年を迎えています。
猫の尿管結石や犬の腸閉塞などがなぜか続いています。
どの子も快方に向かっていて一安心。
そんななか、昨日退院したダックスのソラくん。トウモロコシの芯の腸閉塞でしたが、12月の初旬から他の病院で膵炎の治療を入院でしていたらしいのですが、改善がないということで年末に転院して来ました。
エコーでは腸閉塞が疑われ、手術が必要だと思われました。ただ、完全な閉塞ではないみたいで腸閉塞の可能性は高いけど、エコーだけで完全に診断できるという感じでもありませんでした。膵炎は内科的に治療する病気ですが、腸閉塞は外科的な治療をしないと直すことができません。この内科的に治療していいか、それとも外科手術が必要かの判断が遅れると、助かる命も助けることができません。
症状が出てから時間が経っていて、ソラくんの衰弱も激しく、待った無しの状態だったので、飼い主さんと相談して手術を前提で麻酔をかけて、手術に入る前にCTで最終確認して手術に入ることになりました。CTでは明らかな異物が確認できて腸閉塞で間違いなかったので、そのまま回復して無事退院できました。本当に良かった。4週間ぶりのご飯は美味しかったね〜(^o^)。でも最終的にはCTで確定診断しましたが、一番はエコーで腸閉塞の可能性が高く、外科手術が必要な可能性が高いと判断したからこそ診断にたどり着けました。
初めに行かれた病院でソラくんが腸閉塞ではなく膵炎と診断されてたのには理由があって、僕たちが膵炎の診断によく使う犬膵特異的リパーゼ(SpeccPL)を検出するキットがあって、このキットができたことで、膵炎の診断が非常にしやすくなったんですが、やはり膵炎以外の消化器疾患でもSpeccPLが上昇することがあります。このSpeccPLが陽性だったので、ソラくんは膵炎と診断されて治療をされていました。おそらくソラくんは腸閉塞が初めにあって、その影響で膵炎を併発していたんだと思われます。キットができて、とても便利になった反面、キットに頼りすぎるとこういう事も起きてしまいます。やはり膵炎は腹部エコーやSpeccPL、その他の血液の結果などで総合的に判断する必要があるという事なんですね。もちろん膵炎以外の病気もそうです。特に自分で症状を訴えない動物の場合、どこにその子を苦しめている異常があるかを検査で見つけれやらなければいけません。
やはりエコーやレントゲンの画像診断はとても大切ですね。
今年も引き続き佐藤先生に循環器外来だけでなく、獣医師のエコーの継続教育に来てもらいます。エコーに限らず昨年以上の診療レベルのアップを全員で取り組んでいきます。


それと、もう一つお知らせがあります。
以前から動物病院を治療する場だけではなく楽しみを提供できる場所にという思いでQueseraseraの併設などを行ってきましたが、もう一つやりたかった事として、動物病院を命をつなぐ場所にしたいという思いがありました。
やっとその思いを形にすることができそうです。ペットマナープロジェクトおのみちさんの協力で、2019年1月からねこの譲渡会を病院で定期的に開催します。
これは是非成功させたいと思っていますので、たくさんの方に病院に猫たちに会いに来て欲しいです。
無料のTNRを始めて15年以上が経過し、1000匹近くの野良猫の避妊去勢手術をやってきました。野良猫を減らす活動だけでなく、新しい飼い主さんを見つける活動にも協力できればと思っています。
2019年は動物病院を命をつなぐ場所にします!


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